代表挨拶

 国内において「ベスト・プラクティス」という言葉が使われるようになって既に何年も経ちました。確かに企業など組織の意思決定において「ベスト・プラクティス」を知ることは有意義です。ただし5年前のベスト・プラクティスが現在も有効とは限りません。特にITの進化は劇的であるため、ITに関する領域においては特に注意が必要です。

 株式会社スクウェイブは、企業や各種組織が意思決定を行う際の選択肢を増やすこと、すなわち新たな選択肢を常に提供し続けることが我々の使命であると考えています。

 どのような組織においても、目前の問題を解決することに注力するあまり、根本的な解決策として実行すべき活動や、より優れた解決手段に気付かないということがあります。その理由の1つは、「ベスト・プラクティス」という言葉を曲解して、単純に競合が実施している活動や実施方法の模倣に終始してしまうという失敗を挙げることができます。もしも、そのベスト・プラクティスと称する活動が既に陳腐化しつつあるとしたら悲劇といえるでしょう。

 確かにベスト・プラクティスを知ることは有意義ですが、常に最新の状態を認識する必要があります。また、より優れたノウハウが自身に内在する可能性を否定してはなりません。既存のベスト・プラクティスと自身に内在する良質なものを組み合わせることで、他人が簡単に真似できない独自の強みを形成することができます。そのためには、意思決定者自身の「気付き」が何よりも大切です。我々は、特にITの可視化を通じて、その「気付き」を最大限に喚起する活動を実践します。

 我々が提供するビジネス・カウンセリングや、ITの可視化を実現するSLRシリーズを通じて、「へぇ、なるほど」という様々な気付きを得ることができます。その気付きは、なんとなく考えていても明確でなかったものから、意外なものまで含まれます。是非、重要な「気付き」を得るための気軽な相談相手として、スクウェイブにご期待下さい。

2008年4月
株式会社スクウェイブ
代表取締役社長


黒須 豊(2015年撮影)


    【代表者略歴】
  • 1986年、富士ゼロックス入社。AIエンジニアと本社IT戦略スタッフとして従事。人工知能を、複写機のリモート自動診断システムに日本で初めて適応、特許成立(認定番号:#2959251, #3090517, #3114309, #2789903)。 1999年、ガートナージャパン入社。最年少リサーチディレクターとして、ITガバナンス、アウトソーシングなどに関するアドバイスを100社以上の顧客に実施。外部からの要請に基づくゲスト講演、日経新聞Webなど多数寄稿。2003年、スクウェイブ代表として独立。

    東京大学ゲスト講師、明治大学特別講師、 東京都立短期大学(現 首都大学東京)非常勤講師、マサチューセッツ工科大学教育審議委員、東京女子医科大学客員研究員、週刊東洋経済書評委員、政府情報システム監査官(財務省主計局委託:肩書は通称)、住宅金融支援機構CIO補佐官、日本貿易振興機構CIO補佐・CISOアドバイザー、愛媛県政策アドバイザー(AI/IoTテーマ担当)、ISACAのCISM常任委員など歴任。 CISA (公認情報システム監査人)、CISM(公認情報セキュリティマネージャー)。

  • 明治大学商学部卒業。米国マサチューセッツ工科大学MBA(IT&Business Transformation学科)修了。
    (同時期並行してハーバード大学大学院にて心理学における16単位の修士課程単位取得)。 東京大学大学院博士課程(広域システム科学系後期課程全単位)単位取得。
  • 主な執筆書:
    「E‐カスタマー」(D. Siegel 東洋経済新報社)共訳
    「ITトレンド」(東洋経済新報社)
    「イノベーション・ダイナミクス」(J. Utterback 有斐閣)共訳